先日、テレビでフュギュアスケーター・羽生結弦選手の言葉が取り上げられていました。
記者:「子供をどうやって育てたら、羽生選手の子供にに育ちますか?」
さて、みんさんがこんな質問をされたらどう答えますか?
十人十色
僕は独身です。まだ子育てなどしたことがありません。
羽生選手もまだ結婚もされていませんし、子育てもされていないでしょう。
先ほどの質問に対して、羽生選手は次のように答えられました。
「僕は僕です。人間は一人として同じ人はいない。十人十色です。僕にも悪いところはたくさんあります。でも悪いところだけじゃなくて、イイところを見つめていただければ、喜んでもっと成長できるんじゃないかと思います。」
おそらく子育てをしたことがないであろう青年に子育ての質問を投げかける方もすごいですが、その質問を真摯に受け止めて、真剣に答えられる羽生選手はもっとすごいです。
これは、子育てに限らず、会社であったり、学校であったり。また、家庭であったり。より良い人間関係を築くための手段の一つだと思います。
僕もあなたも、同じ人間は誰一人として存在しません。
同じ親から産まれた兄弟ですら異なります。双子でも、多少雰囲気が似ている程度で、考え方や価値観は異なります。
だから、羽生選手が育てた真似をしたところで、羽生選手と同じフュギアスケーターになるとは限りません。
みんな違ってみんないい
会社においても、学校においても、家庭においても、どんな環境でも人と接することになります。
誰だって欠点があります。好き嫌いだってあるでしょう。人間関係を悪化する手段として、
「人の欠点を指摘する」「嫌いな人の悪口を言う」「文句を言う」
誰しも欠点はあります。欠点を指摘するのではなく、良い点を見つける目を持ちましょう。嫌いな人をわざわざ好きになることはないと思います。ただ、嫌いだからといってその人を陥れるようなことを言うのではなく、人を褒める言葉を口にしましょう。
皆それぞれちがうのです。どんな人も受け入れられる寛大な心を持ちたいものです。
似た者同士
人それぞれ違えど、仲の良い友達であったり、気の会う仲間の存在がいるでしょう。それは価値観や考え方が似ているからでしょう。
文句を言えば、文句を言う人が集まります。良い言葉を口にすれば、良い言葉を口にする人が集まります。
どんな環境でも、似た者同士が集まります。
では、どんな人と一緒に過ごしたいですか?
「私は、文句ばかりを言う人と一緒に過ごしたい!」
そんな人はなかなかいないと思います。
人を褒める言葉や人を喜ばせる言葉を口にすれば、周囲に集まる人も素敵な言葉を使う人が集まるでしょう。
言葉を変えると、周囲に集まる人も変わります。
人は誰一人として同じ人は存在しません。
価値観だって同じ人は存在しないのです。
70億の人が共存するこの地球でお互いが違いを認め合い、受け入れられたのなら、争いは無くなります。しかし、簡単な話ではありません。
でも、絶対できます。平和な世の中は必ず実現します。
誰かがするのではなく、僕がやる。私がやる。一人ひとりの心がけによって平和な世界が。より良い未来へのはじまりとなります。
「十人十色」
僕もあなたも違います。
コメント