政府が行なっている「働き方改革」
生活を送るには、お金は必要不可欠です。
「お金で幸せは手に入らないが、お金がないと生活はできない」
多くの人は、労働の対価でお金を稼いでいることでしょう。
その働き方が昨今、問題となりました。
限度を異常に超えた残業時間。サービス残業。給料の未払い。過労死が英語表記になったり。
このよう問題が世間を騒がせ、国は働き方への改革を打ち出しました。
改革
働き方改革では主に、残業を減らす取り組みや給与体制などの見直しがなされています。
ここで一つ疑問に思うことがあります。
働く人々は、お金がたくさんもらえたらそれで良いのでしょうか?
おやすみが増えたらそれで良いのでしょうか?
給料が増えたら、次は休みを増やして欲しい。とか。
休みが増えた分、給料が減った。とか。
小手先の改革では、次から次に問題点が浮上してくると思います。
大人と子供
ここで働く大人に目を向けてみたいと思います。
大人には大切な使命があるのです。
それは、私たち大人の生き方。働き方が子供の未来を作っている。そのことを自覚して働くべきだと思います。
大人の働き方の結果が目に見えるものが「こどものなりたい職業ランキング」です。

こちらのサイトのランキングを見ていただいたらわかるかと思いますが、ランキングの中に「会社員」はランキングに入っていません。
年代別のランキングの多くがサッカーや野球などの「スポーツ選手」「医者・看護師」です。
そして、ランキングの中には「YouTuber」がランクインしてきているのです。なぜ、子供達はここ数年に現れたYouTuberという職業に憧れを持つのか。
YouTuberはこの世の登場して数年の職種です。にも関わらず、子供達の心を掴んでいる。
それは、楽しそうに働いているからです。楽しく働く。これが今本当に必要とされている働き方改革だと僕は思います。
喜んで働く
世の中の働く人達の多くは会社員。プロスポーツ選手が親である子供などほんの一握りです。世の働く大人の大多数が会社員でありながら、その会社員がなりたい職業にランクインしないのは、おそらく楽しそうに働いていないからです。
満員電車に揺られているサラリーマンさんは毎日笑顔で「今日も働くぞ」なんて思っている人が一体どれくらいいるでしょう。仕事帰りに、疲れてクタクタになって魂の抜けたような顔をしている大人の顔を見て、子供はそんな大人になりたいと思うでしょうか。家に帰ってくるなり、会社の愚痴をこぼす。辛い事やつまらないことばかりを口にする会社員の姿を見て、子供はこんな大人になりたいと思うでしょうか?
「僕はお父さんのような大人になりたい。」
「私もお母さんのようになりたい。」
そのような思いを伝えるにはどうするべきか。
大人が楽しく働く。喜んで働く。その姿を見せていたら我が子は必然的に親への憧れを持つでしょう。今の大人たちがやるべき本当の働き方改革はいかに喜んで働けるか。喜びいっぱいの社会にできるか。そこに限ると思います。
ブラックとホワイト
この世には残業が多く勤務形態に問題があったり給与の支払いが遅れたりする企業を「ブラック企業」と呼びます。
僕は思います。
どんなに労働時間が多くても、給与の支払いが遅れても、本人が楽しく喜びを持って働いているのならそれはブラック企業ではないと思います。
逆に、規定内の労働時間であり、給与も決まった日に振り込まれる。そんな企業でも、働く本人が、いつも辛い顔をして嫌々文句を言いながら働く。こんな企業はブラックであると思います。
勤務形態や給与などの規定を変えるのではなく、働く人々の心の改革こそやるべき改革であると思うのです。
喜働〜きどう〜
大人の役目は子供に生きる喜び、人生は楽しいのだと伝えることです。会社の文句を口にしても幸せは伝わりません。
「僕は僕の生きたいように生きる」
どうぞ生きてください。子供はその姿を見て育ちます。
会社でも家庭でもにっこり笑顔。
笑顔で「行ってきます」笑顔で「ただいま」
今日も元気に働けるという喜びの心で明るく元気に働きましょう。
なにも、働くのはお金を稼ぐだけではないと思います。主婦も立派な職業です。主婦とは24時間365日休みなし。勤務形態だけ見ると超絶ブラックです。お母さんもにっこり笑顔で。
一人ひとりの心がけで世界は変わります。誰かが変えてくれるんじゃないです。
世界を変えるのはあなたです。
あなたの「笑顔」と「喜び」が世界を変えます。ぜひ笑顔の実践を。喜び探しを。
変えましょう。世界を。
コメント