何をやってもうまくいかない。
何をしていても楽しくない。
誰だってそんな時があると思います。そんな時の対処法をお伝えします。
心の矢印
心の矢印はどちらを指していますか?
そもそも心の矢印とは、自分の心が今、何を気にかけているのかということになります。
例えば、自分が変わりたい!とか綺麗になりたい!とかかっこよくなりたい!などは全ては自分自身の問題であることから、矢印は自分に向いていると言えるでしょう。
また、彼氏彼女を喜ばせたい!お客様に感動を味わっていただきたい!この時は、相手について考えていることから、矢印は相手に向いていると言えます。
このように、その場面それぞれの矢印の向きが間違っていなければ、物事はうまくいくでしょう。また、より良い結果が生まれなくても、失敗は減ると思いますし、間違いの確率が大きく下がると思います。
今はどっち
さて、心の矢印は今どっちを向いているのかということが一番の問題点です。別に自分に向いていようが、相手に向いていようが、その方向が間違っていなければ何も問題がないのです。
ところが、心の矢印は知らず知らずのうちに間違った方向へと向いてしまいがちなのです。
例えば、「自分自身を変えたい!」
この時の心の矢印は、自分を指しています。
自分と向き合い、今の自分に足りない点を見つけ修正したり、得意な点を伸ばしたり。そうやって新たな自分へと取り組みます。
そんな最中、周囲を見渡すと今まで通りの友達がいる。その姿を見た時、「俺はこんなに頑張ってるのに、あいつは何やってんだ」と感じたことはありませんか?
僕は日常茶飯事です。
本来ならば、自分に矢印を向けるべき時に、気がつけば周囲に矢印が向いてしまっているのです。これでは、自分自身を変えることができません。
そこで人は悩むのです。「俺は変われない」と。
また、友達の誕生日会!
今日は仲良しのお友達の誕生日だから、みんなでお祝いをしようと計画を立てます。プレゼントを準備して、美味しい食べ物を準備して。さぁ誕生日会スタート。
しかし、主役の友達は思いの外、喜んでいません。
そんな時、「なぜ、あなたのためにこのような会を企画したのに、なぜ喜ばないんだ」
これはちょっと極端な例えかもしれません。でも、このような体験は誰しもあると思います。
この人に喜んでほしいと思って、親切心を尽くした。
ここまでは矢印が相手に向いています。
しかし、思うような反応ではなかった時、矢印が自分に向いてしまい、「なぜ僕がこれだけ尽くしたのに、喜んでくれないんだ。」となるのです。
もしかしたら、喜ばれると思ってやったことが、相手の苦手なことだったかもしれない。何か思い悩んでいるタイミングだったかもしれない。
そんな相手に事情はお構いなく腹を立てたりしてしまう。
これではうまくいきません。
確認
失敗しないためには、「今、矢印はどこを向いているかな?」と確認することが大切です。
人に何かを伝えたい時は、矢印は相手に向けるべきです。しかし、「恥ずかしい」とか「うまく話せない」とか。これは矢印が自分に向いてしまっています。
その場その場で向くべき方向に矢印が向いていれば、自ずと最良の結果が現れてくると思います。
「今の矢印はどっち向いてる?」
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