今日は僕の大好きな戦国武将のお話をしようとおもいます。
『黒田官兵衛』という戦国武将をご存知ですか?
僕は彼のことが大好きです。
歴史上の史実は後世に語り継がれるもので、事実とは異なる部分があったりしますが、そのあたりは大目に見てください。
人柄
黒田官兵衛という人物は名参謀と言われています。
織田信長・豊臣秀吉・徳川家康といった戦国の大スターのようなスター性があったわけではありません。しかし、黒田官兵衛は豊臣秀吉の右腕とも呼ばれたNo.2です。
どの分野においてもスターとなる人のそばには、主君を最大限に輝かせることができる、素晴らしい働きをするNo.2の存在がいるのです。
彼の処世術は戦国の世に限らず、現代においても通ずる部分があるかと思います。これを機に少しでも生活に反映できたらなと考えています。
如水
黒田官兵衛は晩年、自身の名前を黒田「如水」と改めているのです。これは「上善如水」という言葉からとったと言われています。
この言葉がとても気に入っています。
上善如水とは老子に出てくる言葉「上善水の如し」という部分を指しています。
この言葉は様々な捉え方があります。
「今までの戦歴は水の如く流れた。」とか。その中でも僕は「水のような生き方こそ最高の善である」という捉え方を好んでいます。
水のように生きる
水のように生きるとは?
①合わせる心
水はどんなものでも合わせられる柔軟性を持っています。例えば、四角いコップに注げば四角い形に。丸いコップに注げば丸い形に。このように、どんな相手であっても合わせられる性質があります。どんな人でも得手不得手の人はいると思います。しかし、誰であろうと合わせられる心で接したいと思います。
②低い心
水は高いところから低いところはと流れていきます。
低い心とは具体的に謙虚な心だと思います。驕り高ぶるそんな心では人の心は離れていきます。どんな立場であっても、謙虚になる。誰よりも低い心で、低い姿勢で。
③水はどんなに硬い石でも穿つ強い力を持っています
長年の水滴で形が変わるとかいう話を聞いたことがあると思います。その一滴ではなんら変化もないようなことでも、何度も何度も打ち続けると硬い石であっても打ち砕いてしまうのが水の性質です。
無理と決めつけて諦めるのではなく、何度も何度も挑戦し続けて、壁を乗り(打ち破る)越える。信念の継続。
水のように、柔軟な対応力でありながら、強い信念を持つ。なおかつ、誰よりも謙虚ななる。
黒田官兵衛は、武力や権力にこだわるのではなく、人それぞれの心にこだわりをもった武将だったのではないかと思います。
お金や物で幸せを決めるのではなく、心の豊かさを考えてみることも大切なことだと思います。
「上善如水」
水のような心で。
コメント