目次【”優勝”という言葉の意味】
- 1.優勝
- 1-1.語源
- 1-2.優劣
- 1-3.みんなちがってみんないい
- 3.まとめ
優勝
誰しも何度となく耳にしてきた言葉の一つに「優勝」という言葉があります。
小さい頃からよく耳にしてましたよね?
例えば小学校の運動会。
各組み、各色に分かれて「優勝」という目標に向かってお互いが力を合わせて頑張る。
またスポーツの世界においては「優勝」という言葉は絶対的に存在します。
夏の高校野球選手権大会やプロ野球ペナントレース。サッカーのJリーグ。
このように私たちの生活の中に「優勝」という言葉はよく耳にするのです。
あなたは、この「優勝」という言葉の意味を知っていますか?
語源
「優勝」という言葉は元々ある四字熟語から成り立ったと言われています。
その四字熟語が「優勝劣敗」
この言葉の意味は見てわかるように、優れたものが勝ち、劣ったものが負けるという意味です。また、強いものが生き残り、弱いものは滅びる。弱肉強食に似ていますね。
私たちは小さい頃から「優勝」という言葉を耳にしてきました。
その言葉には「優れたものが良いことで、劣っていることは悪いこと」という意味なのです。
優劣
もし今の時代、学校の先生が「君は優秀だ!すごいね」「お前は劣ったやつだからダメだ!」そんなことを口にするようなものなら間違いなく燃え盛るでしょう。
この「優勝」という言葉が私たちの私生活の中にも少なからず影響を及ぼしているのではないかと思います。
例えば、人間関係においても自分と周囲を比較してしまいがち。
「優勝劣敗」の思考で人間関係を測ったとき
「なんであいつは俺より能力が低いのに、俺より待遇がいいんだ」とか
「他の子よりも良い成績を残しなさい!」とか
人に対して優劣で判断してしまいます。
この思考は、ストレスとなり悩みの種にもなります。
みんなちがってみんないい
お空はちっとも飛べないが、
飛べる小鳥は私のように、
地面を速く走れない。
私がからだをゆすっても、
きれいな音は出ないけど、
あの鳴る鈴は私のように、
たくさんな唄は知らないよ。
鈴と、小鳥と、それから私、
みんなちがって、みんないい。
金子みすずさんの詩です。
この詩は私(人)と小鳥と鈴の三者それぞれの良さを語った詩です。
見ての通り素敵な内容です。
しかし、人と言っても誰一人として同じ人は存在しません。
走るのが早い人もいれば、歌を上手に唄う人もいます。とても心優しい人もいれば、気配りのよくできる人もいます。
人の中にも色々な人がいます。
また、私たちは両親も異なれば生まれ育った環境も全く違うお互いです。見た目性格はだって全然違います。その違いがあるのにも関わらず、日本の教育では足が速い人が優秀で惜し人は劣っている。とか、得点が高い人が優秀で低い人は劣っている。とか。いつの間にか「優勝劣敗」の価値観を埋め込まれているのです。
そして、大人になる頃には人を優劣で判断し悩むという負のループに陥ってるのです。
僕もあなたも、みんな違うのです。違いで悩む必要なんてありません。
あの人は私より足がはやい。それでいいんです。
あの人は私より歌がうまい。それでいいんです。
みんな違っていいんです。
まとめ
どうしようもないことで悩んでいませんか?
どうしようもないことで悩む時間ほど無駄な時間はないと思います。
だって解決するはずのない問題で悩むなんてもったいないと思いませんか?
僕もあなたも違うんです。それでいいんです。
私たちは小さい頃から優秀であれ!と教え込まれてきたのです。
ここまで読んだのならちょっとは心が軽くなったんじゃないですか?
みんなちがってみんないい。僕もあなたもちがって当然。
その心持ちで、過ごすことをオススメします。
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